自分の字って…

夏が終わって、
これから年明けまで、書道展への出品があったり、
芸術の秋ということで、さまざまな書道展を
見に行ったりする機会が増えてくるんですけど、
そんな中で、最近ことに思うことがあるんです。
「自分の字(書風)ってないなぁ…」って
人様の字(書風)はよく判るのに、
自分の字となると正直よくわかんないんですよね。
いままではひたすらいろんなジャンルやら、
いろんな書風に挑戦してきたんですけど、
自分を見失っているのか？
頭が混乱しているのか？
小器用なので、合格点までは意外とすんなり到達するけど、
飛びぬけて｢これ！！｣っていうものが未だにないんですよね。
毎日展などに手本なしで入賞するところをみると、
自分なりに書けばいいのかなぁ…
なんて思ってみたり、
今の字(書風)だけを一生もって歩くのも嫌だし、
もっと、書道の高みを目指したい
…
なので、当面は今ある腕で、
一つの龍仙風をある程度理論化して作り上げてしまい、
あらゆる字面に対応できるまでになった後で、
次の自分風を目指そうかと…
次の書風に移るときに、
困らないよう、漢字以外の分野で、
いろいろと実践訓練やら目習いを継続していくことにしました。
これからは、龍仙40歳代の書風を作っていこうかと…
５年くらいを目安にして、
自分の書風を変えていけば、
１００歳まで生きるつもりの龍仙は、
１１個のオリジナル書風をもてる計算になります(笑)
まぁ計算は計算として、
今までのがむしゃらに新しいものを追求するのは止めて、
反芻しながら、いいものを作り上げていくように、
モードチェンジします。
後世に残る作品が書けるかどうかは、
はなはだ不明ですけど、
死んだ後に、作品が一斉にオークションに出てこないよう、
頑張らないとです。
…
なんで、こんなことを改めて書くのかって？
それはデスね、書道始めて３０年近くになって、
ようやく自分の字ができそうな気がしてならないんですよ。
思い込みかもしれませんけど、
今までにない心持なので、
この変化を大切にしたいなぁって…
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