NHK新年のスタジオパーク見てました。
今年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」ということで、
タイトルの揮毫をした紫舟さんという書道家が、
NHKのお正月スタジオパークに出てました。
きれいな衣装を着て、
小難しい事をかぶせる方ですね。
龍仙が見るに、商業書道向きの方のようです。
書道家につき物の書道パフォーマンスも、
疲労?披露され、ショーとしての出来は
それなりに良かったですよ。
ただ、書道につき物の「墨」が手にしこたま付いてしまい、
パフォーマンス後の手のやり場に困っていました。
なにせ、きれいなヒカリモノドレス調の衣装なので、
書をするには最悪の衣装です(笑)
若い女性なので、やはりそうなるんですかね…
技術的には固い長鋒の開きが足らないと感じました。
そうは言っても、天地人の方よりは技術的に上ですよ。
まぁ書道家はビジュアルも大切なので、
頑張ってくださいとしか言いようがないですけど、
「トメハネ」も始まることだし、
書道パフォーマンスも書道の振興に
一役買ってくれることを祈ってます。
書道に興味を持ってくれる人が増えるに越したことはないです。
みなさん、どんどん書道に興味を持ってくださいね。
…
思うに「書道」って何なんでしょうねぇ??
今更間に言ってんだと突っ込みたいところでしょうけど、
最近、書道の範囲の広さに戸惑っているんですよ。
パフォーマンスも含めて書と名の付く範囲の
全てをこなせる書家も書道家もいるわけはなく、
自分はどこで生きていけばいいんだろうなんて思います。
昨日も字を書いていて思ったんですけど、
先日のブログにも書いたように、
食べるための書道と、
自己主張(自己満足ともいう)の書道と、
後世に愛される書は、
どう位置づければ良いのか、
書くたびに迷います。
わが師匠はマイブームと理論で自分の書を作った人なので、
そんな意欲も頭脳ない龍仙には出来るわけもなく、
書道の本当の楽しさをみなさんにお伝えするために、
いろんなことを実験して、
その過程の中で、実態の理論家ではなく、
制作過程をチョットだけ理論化して、
皆さんにわかりやすくするのが、
書家としての龍仙の役割かもしれませんね。
…
少々酔っているので、
支離滅裂になりつつありますけど、
筆で字を書く楽しさや満足感を
もっともっと多くの方に味わってほしいですね。
今の展覧会中心主義の書道は、
書を教える人のステータス(肩書き)として残るでしょうから、
なくなることはないでしょうし、
競書雑誌も子供の技術訓練の指標として、
なくなることはないでしょうけど、
猫も杓子も展覧会と競書雑誌という時代ではないようです。
「読めない上手な書」より
「読める個性的な書」の時代になるんじゃないかと
思うんですけどねぇ…
…
ところで、NHKに限らず、
タイトル文字を担当する書家は、
誰が選んでるんでしょうか?
知り合いとかコネなんでしょうね…
龍仙にはこねも知り合いもいないので、
地道に地元密着のクチコミで、
生きてくしかないようです。
…
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