粋仙会:藤井龍仙の日記

過去ブログです。現在はhttps://suisenkai.com/?page_id=11です。

NHK新年のスタジオパーク見てました。

今年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」ということで、
タイトルの揮毫をした紫舟さんという書道家が、
NHKのお正月スタジオパークに出てました。
きれいな衣装を着て、
小難しい事をかぶせる方ですね。
龍仙が見るに、商業書道向きの方のようです。
書道家につき物の書道パフォーマンスも、
疲労?披露され、ショーとしての出来は
それなりに良かったですよ。
ただ、書道につき物の「墨」が手にしこたま付いてしまい、
パフォーマンス後の手のやり場に困っていました。
なにせ、きれいなヒカリモノドレス調の衣装なので、
書をするには最悪の衣装です(笑)
若い女性なので、やはりそうなるんですかね…
技術的には固い長鋒の開きが足らないと感じました。
そうは言っても、天地人の方よりは技術的に上ですよ。
まぁ書道家はビジュアルも大切なので、
頑張ってくださいとしか言いようがないですけど、
「トメハネ」も始まることだし、
書道パフォーマンスも書道の振興に
一役買ってくれることを祈ってます。
書道に興味を持ってくれる人が増えるに越したことはないです。
みなさん、どんどん書道に興味を持ってくださいね。

思うに「書道」って何なんでしょうねぇ??
今更間に言ってんだと突っ込みたいところでしょうけど、
最近、書道の範囲の広さに戸惑っているんですよ。
パフォーマンスも含めて書と名の付く範囲の
全てをこなせる書家も書道家もいるわけはなく、
自分はどこで生きていけばいいんだろうなんて思います。
昨日も字を書いていて思ったんですけど、
先日のブログにも書いたように、
食べるための書道と、
自己主張(自己満足ともいう)の書道と、
後世に愛される書は、
どう位置づければ良いのか、
書くたびに迷います。
わが師匠はマイブームと理論で自分の書を作った人なので、
そんな意欲も頭脳ない龍仙には出来るわけもなく、
書道の本当の楽しさをみなさんにお伝えするために、
いろんなことを実験して、
その過程の中で、実態の理論家ではなく、
制作過程をチョットだけ理論化して、
皆さんにわかりやすくするのが、
書家としての龍仙の役割かもしれませんね。

少々酔っているので、
支離滅裂になりつつありますけど、
筆で字を書く楽しさや満足感を
もっともっと多くの方に味わってほしいですね。
今の展覧会中心主義の書道は、
書を教える人のステータス(肩書き)として残るでしょうから、
なくなることはないでしょうし、
競書雑誌も子供の技術訓練の指標として、
なくなることはないでしょうけど、
猫も杓子も展覧会と競書雑誌という時代ではないようです。
「読めない上手な書」より
「読める個性的な書」の時代になるんじゃないかと
思うんですけどねぇ…

ところで、NHKに限らず、
タイトル文字を担当する書家は、
誰が選んでるんでしょうか?
知り合いとかコネなんでしょうね…
龍仙にはこねも知り合いもいないので、
地道に地元密着のクチコミで、
生きてくしかないようです。

携帯から粋仙亭へは
NEO日本美「粋仙亭」携帯
パソコンから粋仙亭へは下のバナーからどうぞ
NEO日本美「粋仙亭」

『読んだよ!』の替わりに書/和モダン/政治のクリックもお願いしま〜す
にほんブログ村 書・書道へにほんブログ村 インテリアブログ 和モダンインテリアへにほんブログ村 政治ブログへ<<<このボタンはとても励みになるのでよろしくです。