粋仙会:藤井龍仙の日記

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龍仙的ひらがな考察(3)

suisen-an2009-06-29

前回を最小限でまとめると、
「読めればイイじゃん」ということでした。
今回は「一から作り直せ」です。
何を一から作り直すのかと言うと、
いわずと知れた「ひらがな」です。
前回の「読めればイイじゃん」理論だけでは、
まともな作品は望めません。
そこで、自分の腕と相談しながら、
単体で読めるひらがなをとにかくたくさん書いてみましょう。
できれば、ひらがな一つにつき最低20種類くらい
形だけじゃなく線質も変えていろいろ書いてみてください。
…どうです?意外と書けないでしょ〜
それは、あなたの潜在常識が邪魔してる証拠です。
それを破れなければ、次のステップには進めませんよ。
がんばって、いろいろ書いてみてください。
すべての、ひらがなについて書き終わったら、
画像として全ての文字を繰り返し流し見してみてください。
いくつかの種類に分類できませんか?
分類できない人は自分で作ることを諦めてください。
分類できそうな人は、
今度はその分類を意識して、
46文字全てを一枚の紙に書いてみてください。
…上手くできましたか?
できなかった人は分類の流し見からもう一度やり直しです。
どうしてもできない人は、散歩でもしていろんな画像を頭に入れて、再トライです。
何回かやっていると、
雰囲気に違和感のないひらがなセットができますよ。
ここまでくれば、表現範囲が狭いひらがなでは、
線質がとても重要だと言うことがわかってきますよね。
真面目にやると、全ての工程をこなすのに、最低半日はかかります。
皆さんもオリジナルのひらがなを作ってみてはいかがですか?
作品が書きたくなりますよ。
近頃はフォントセットを安価で提供してくれていますので、
それを使うのもOKですが、文字だけで作品化するのには不向きです。
オリジナルですよ。一番イイのは!!
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