次の展覧会出品
次に出品する展覧会は広島県美術展
5月締切のいわゆる県展です。
その次はと言えば、8月締切の長野現代書芸展。
そんでもって、
今回の出品に関して「何を出品しようかなぁ…」と
思い悩んだ結果、
今出来上がりつつある龍仙流で、
本業の漢字作品を出すことに決めました。
…
いずれの展覧会も書道のどの分野に出品しても
問題のない展覧会なので、
県展は審査員が困りそうな作品を出品、
長野現代書芸展は田宮文平を悩ませる作品を出品と、
ある程度の位置づけはあるんですけど、
今回は両方ドまじめで本業の漢字作品を出そうかと…
ついこの前までは篆刻を出そうと企んでました(笑)
…
というのも、最近自分の字を書くのが楽しくて、
調子こいてるんで、
このままの勢いを大切にしようと思いついた次第です(笑)
師匠にはことあるごとに臨書をしなさいと言われ、
分かっちゃいるけど、やめられない!!
といった状態です。
師匠の言う臨書というのは、
「下品になりかけてますよ!!」のサインだと
龍仙は思っているので、
それを分かった上で、
次のステップに進むためにも、
今のお気に入りの書風で、
やれるところまでやって、
ある程度固まったら、
次のステップに進むための臨書をシコタマやろうと考えています。
…
龍仙風ができそうだと思い始めてから、
丸2年が過ぎようとしているので、
そろそろ、卒業しなくてはならず、
卒業のためには「これでもか!!」
というくらい遣り上げないと、
気持ちの収まりがつきません(笑)
…
師匠は理論派で
今までのご自身の書風や技法をいったん封印し、
徹底的に臨書をする中で、
自分の手を変えて新しい作風を作り出していく方なんですけど、
未熟な龍仙は書風や技法を封印するなど、
自殺行為に近いので、
龍仙風を少しづつ変化させるために、
今の自分に不足している雰囲気の臨書やら、
自分にない線を持っている臨書やらを、
やりながら、いつの間にやら、
変わってる!!というのを目指しています。
…
臨書と言っても、古法帖や銘碑だけでなく、
現代作家のコピーなども龍仙的には臨書の部類です。
ただ、時代が下がれば下がるほど、
作風の毒も多くなってくるので、
自分が死なない程度の毒を浴びることにしています。
毒も量を間違えなければ、
良く効く薬ですもんね…
…
現在作家の社中運営は、
先生が処方する薬(毒)を、
弟子に投与し、中毒にしておいて、
離れられなくさせてしまう手法が多いですよね。
それはそれで、一つの方法かとも思いますけど、
中には解毒剤を与えない、教えない、持ってない、
といった作家も多いので、
他の社中に鞍替えするときは、
充分用心しましょう。
…
なんだか、話が逸れまくりですけど、
龍仙が他の社中に鞍替えしようといているわけではないので、
誤解のないようにお願いします。
…
じゃぁなぜ書くかって?
それはですね、
龍仙がいろんなところで書道教室をやる中で、
かつて書道をやっていたと言う方が、
意外と多く、
転勤とか引越しと言った止むを得ない理由以外に、
前の社中が嫌になって龍仙に相談なさる方が、
ポツポツいらっしゃるんです。
…
龍仙は相談を受けながら、
自分の教室運営をどうして行くかの、
参考事例として役立てているんです。
ただ、龍仙の教室では、
お役に立てない場合も多く、
自分自身ももっといろいろな種類の教室を持たないといけないなぁ…
なんて思っています。
今ある教室は緩めの教室が多いので、
本格的に書道をやりたい人用の教室が開けたら、
いいなぁ…なんて思っています。
…
話を戻して、
展覧会ですけど、
龍仙の最終目標は、
数の力や、先生の力関係が
まったく作用しない、
誰でも作品が良ければ認められる。
そういう展覧会を広島に立ち上げることです。
長野現代書芸展はそれに近い要素を持っていますが、
いかんせん遠いので、
やはり広島にほしいです。
…
夢の展覧会も
若手の登竜門にまで昇華できれば、
龍仙もあの世へ昇華します(笑)
てな、夢を持ってるんですけど、
今は自分のことで精一杯です。
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