粋仙会:藤井龍仙の日記

過去ブログです。現在はhttps://suisenkai.com/?page_id=11です。

福島製の花火、打ち上げ中止。の記事に思うこと

にほんブログ村 美術ブログ 書・書道へ<今日も1ポチおねがいです
ちょっと前には、
被災地の薪を使うはずだった京都の送り火のときも、
なんだかいや〜な思いをしましたけど、

今回は愛知県日進市で行われる
花火大会で、東北の復興を応援するための
花火を一部福島県製造品にしたらしいのですが、
読売新聞によると、
20件ばかり苦情や抗議のメールや電話があり、
福島県製造の花火を地元製造の花火に急遽替えたのだとか…

小学校で良く聞くモンスターペアレンツ
地域版みたいな気がしてなりませんねぇ…

花火を打ち上げることが放射線源拡散の原因になり、
打ち上げたことによって放射線被害が出るというなら、
その花火は人間が丹精こめて作るわけで、
作った人がよっぽど被曝しているんじゃないかということを考えると、
常識的に抗議も苦情も当てはまらないですよねぇ…

ただ、花火大会主催者は、
そういった抗議などを無視することはできない世の中なわけで、
確たる証拠がない以上、抗議や苦情を打ち消すこともできず、
親切心が仇になる結果を招いてます。

報道各社の見方や傾きはさまざまですけど、
表に出ている日進市を悪者扱するような報道に見えて仕方ないです。
抗議した人への直接取材がないのは気のせいでしょうかねぇ…

被爆地広島に住んでるから言うわけじゃないですけど、
放射線に過剰反応するのもどうかと思います。
ほんの一部の人の根拠なき一言に対応するために、
人もお金も随分消費しているような気もします。

完璧を目指すのも一つの方向でしょうが、
100%まであと数パーセントを成し遂げるためには、
実に莫大な手間と予算と技術がいるわけで、
許容範囲という言葉や
お互い様という言葉を
もっともっと大事にできないものかと…

独り言です…