粋仙会:藤井龍仙の日記

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ようやく終了撤収完了

例年通り約2週間の
個展が終了しました。
お越しいただいたみなさんに
あらためて御礼申し上げます。

実は今朝の撤収予定を少し切り上げて、
昨夜の夜遅くに撤収しました。
いつぞやは最終日の8時頃にいらした方もあったので、
今回はもう来ないだろうと踏んだ、
午後10時少し前にしました。

会場は家から歩いても、車でも、数分という
龍仙的には好立地なので、
移動時間はほぼ気にしません。

撤収の所要時間はちんたらやって約40分
作品が小さいのと、箱モノがないので、
ピンを抜いて、平積みでOK

思うに、毎年簡素になってるような気がします。
特に今年はいろいろイベントごとが多くて、
個展の手抜きは歴然です。
作品の手抜きはないですけど、
表装材料の手抜きはなかなかのもんです(笑)

そうはいっても、
100円ショップの材料でも、
案外に使えるもんだと、
多くの方々から、ご感想をいただきました。
ありがとうございます。

思うに、今の住宅事情では、
半切の軸物なんぞは到底かけられるスペースもなく、
洋風の部屋に従来の表装では違和感は否めません。

毎年、現代の住宅でも気軽にかけていただける
書作品を目指して、表装体裁まで含めた
新たな提案をしているんですけど、
そろそろ、落ち着いてきた感じです。

ただ、住宅事情は時代とともに変わるので、
それに合わせていく必要もあり、
あたらしい表現を提案していくことも
永遠の課題ですね。

書の根源的目的である「伝える」
ということに主眼を置いて、
今後の個展を展開していきたいと思ってます。

ところで、個展の時に毎回もれなく戴くご感想に、
「どこからあんな言葉が出てくるの?」
というのがあります。

今回も同様のご感想を複数頂きましたが、
正直なところ、書いている最中は、
あまり意識することがなく、
なんとなくテーマを決めて、
思い浮かんだ光景やら思いを、
言葉少なめに少し捻って書いているだけなので、
なかなか説明がし辛いんですけど、
無理やりまとめてしまうと、
「日常の光景をよく観察して、それを言葉少なめに書く」
といった感じです。

何の参考にもならないと思いますが、
日常的なことはとかく当たり前で見逃しがちなので、
気になったことは少し掘り下げてみると
いいんじゃないかと思います。

敢えて標語的にいうと、
「おもしろいことは、みなまで語るな!!」
でしょうかね〜

さてさて、お次はというと、
毎日書道展ですね。
今年は会員になって最初の展覧会なので、
展覧会のほかに、
いろいろやりたいことがあるんで、
のんびりほどほどでやります(笑)

そういえば、
毎日書道展の鑑別審査の直後に開催予定の、
師匠の個展ですけど、
宣伝しておきます。

私も常駐して、
篆刻や関連商品販売もやってます。
首都圏にお住まいの方はぜひお越しください。