粋仙会:藤井龍仙の日記

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ノーベル賞学者達にガッカリ!!

連日報道されている事業仕分けですけど、
政府の事業仕分けに対して、
批判的報道ばかりが続いていますね。
メディアは800兆円を越える国の借金も、
合わせて報道すべきですね。
合わせて、国の一般会計は赤字国債を発行しないと、
回らない状況にあることも…
毎度毎度思いますけど、
誘導的ワイドショー的報道はイカンですよ!!

そんな中で、
ノーベル賞学者が雁首そろえて、
自民党と一緒になって科学研究予算削減の
事業仕分けに対して、
仕分け人の見識批判、
コストと投資のウンチクを大々的にご披露なさいました。
ん〜龍仙がっかりです。

投資が必要なことはわかった上で、
仕分け人は予算面から切り込んで、
なんといわれようとミッションをこなしているわけで、
そんなことは百も承知なのではないかと…

龍仙が前勤めていた会社は
バイオ機器関連の商社で、
大学や研究機関の研究費で機器を買ってもらって、
商売が成り立っていたんですけど、
予算配分の実態はといえば、
論文上手に予算が大量について、
論文下手な研究者には予算がほとんど予算がつかない。
実用化に近い研究には多くの企業が寄付を申し出て、
なぞめいた研究に関しては企業は見向きもしない。

いろいろ見るにつけ、
有能な研究者のところには、
使い切れないほどの予算が存在し、
これから一生懸命研究をしたいという孤独な研究者には
ほとんど予算がつかない。

一方では、
使いもしない数千万もする研究機材を複数購入したり、
かたや、
研究したくても、機器がない!!

なぜ、こんなことが起こるかというと、
その研究者についている予算は多数で、
省庁や寄付をした企業は、
自分達が出した予算の正当性をチェックしているだけで、
その研究者が使った予算の全体像を、
外部の人が誰も把握していないことによるのではと、
龍仙は考えています。

ちなみに、
龍仙が知っている費目だけでも、
科学研究費、校費、委任経理金、寄付など、
校費以外の各費目に対して、
複数が存在するんです。

大学では設備の共同化が進んでいるものの、
まだまだ、研究者のプライド(見栄)が邪魔している。
施設長が気に入らないから、
施設を使わず自前で機器の重複調達を行う。

大学や研究所は
研究する環境を整備するべきで、
研究者は自分の研究を
企業や世の中にモットPRすべきですよね。

あまり深入りすると、
暴露記事になりかねないので、
ここらへんで中途半端にやめますけど、
科学研究費といえども、
投資に該当しないムダは充分ありますよ。

科学者の世界はある種の職人世界があって、
科学者の養成には莫大な資金が必要なのは
充分理解したうえで、
研究という聖域にも、
モット切り込んでほしいと思っていますけど、
そのためには、
科学研究に対する国家戦略の明示が必要ですね。
これは菅副総理の所管ですね。

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