粋仙会:藤井龍仙の日記

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和墨の製法が今一つ決まらない

第1回粋仙会書作展案内はがき

当分サボっていたというか、
熟成具合を見ていた墨のエセ古墨液製造ですけど、
つい先週あたりから、
どういうわけだか再開というか、
新しい視点から、
新たな製法をアプローチしています。

去年、挑戦し始めた最初ころに比べると、
格段に製造技術も向上して、
道具も一通り揃い、
いろんな実験ができるようになりました。

多少、化学式やら触媒やらを
理解しないといけませんけど、
高校の時の物理化学の応用実験のようで、
龍仙的にはウキウキしてやってます(笑)

まぁ今でこそ書家なんぞをやっていますが、
元々の専門はシステムなので、
工学系の科目は平気というかむしろ好きなんです。

おまけに、
新製法では腐敗させる必要がないので、
あの、いやーーな腐敗臭を気にしなくていもいいのに加えて、
香料の添加が可能になり、
何より、塩素を意識しなくてもよくなったのが、
安全性の面でも格段に上がりました。

ん〜〜いったい、
何を言っているんでしょうか(笑)
お分かりにならない方も多々あろうかと思いますが、
どうぞ、ゆっくりついてきてくださいませ。

ただ、製法をすべて明かすわけにはいかないので、
ここが苦しいところです。

ということで、
墨を溶かし込み液体を
多めに昨日発注しました。
香料は値段がお高いので、
少々躊躇してます。

その代わりに、
使わなくなった香水を実験で使ってます。

で、夜が明けたら、
篆刻ですね。
出来れば5本は彫りたいところです。

ボツボツ社中展の準備もしていますが、
今一つアクセルが踏めてないですねぇ…