粋仙会:藤井龍仙の日記

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最近よく聞く年賀状のマナー

目上に対する年賀状に
「賀正」「寿」はいけません!!

といった類のことをよく聞くようになりました。

試しにネットで調べてみると、
そこかしこに、「だめ!」「好ましくない」
などという記事を見つけることができます。

印刷やプリンターで
手軽に大量に出せるようになったとはいえ、
年賀状は年賀のごあいさつお手紙なわけですから、
ビジネスでなければ、
本来すべて手書きなのが自然です。

手書きなら、
相手を考えながら、
文面やらデザインやらクオリティー
決めていくので、
然程失礼なことも起こらないでしょう。

ちなみに、
ネットでググってこれは失礼だと言っているのは
文字数とその意味に言及していて、
「目上には4文字以上、同僚その他には4文字未満でもよい」
という見解のようです。
その理由は、つべこべと並んではいても、
単純に
「敬語が入っていないので無礼になる」
との見解のようです。

いまどきマナーなどという言葉に反応しているのは、
実は年配の方々だったりして、
マナーの本質を本当に切に知っていただきたい若者は、
「あけおめ」馬鹿のままなわけで、
マナーと言わずとも常識的だったことを、
最近になってマナーだというトリビアに仕立てる風潮は
お年寄りの寿命を縮めているのではないかと…

道教室をやっている都合上、
生徒さんから、この手の書くマナーについて、
いろいろと聞かれることがありますが、
龍仙的回答は、

「相手に失礼じゃなければいいんです」

ですです。

ちなみに、
私の出す年賀状は、
裏も表も自分の住所以外はすべて手書きで、
同じものはありません。

名簿を見ながら、
お出しする相手のことを考えながら、
イメージに近い裏面のデザインを探しながら、
お名前と住所を書いていきます。

150枚くらいなので、
表書きは2日くらいで十分仕上がります。

裏の方はというと、
8月くらいからデザインに取り掛かり、
9月あたりから、生徒さんに反応を見ながら、
10月に生徒さんに本格的に手本として
生の年賀状をお渡ししながら、
不足分の補充やら、
不人気作品の廃棄やらを繰り返していきます。

都合、書いた総数は今年は400枚くらいです。

粋仙会の会員さんには
無料で何枚でも手本としてお持ち帰りいただいているので、
毎年300枚近くは生徒さんのところに
嫁いでいきます。

キリスト教から仏教そして神道へと
気忙しくなる年末年始ですが、
無事が何よりと祈る本日12月21日は、
風がめちゃめちゃ冷たいです。