粋仙会:藤井龍仙の日記

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久しぶりに二六

昨日、午前中のアポイントが
不調に終わり、少し時間が余ったので、
古城園教室開始のずいぶん前に古城園に入り、
用具などなど、
その場で揃えて、
毎日書道展の作品草稿を作りました。

同じ字面で、雰囲気を変えて、
4種類程書いて、
吊るして眺めてたんですけど、
作品にはなっているけど、
見慣れていてなんか足らない。

と思いつつ、
ここで、色気を出して、
あれこれやると、
例年のごとく入賞を逃してしまう!!
と思いとどまり、
金曜日の水茎会で
みなさんに感想などを聞いてみてから、
あまり書き込まないようにしようかと…

昨年のように、
手本を書いた人より書かれた人の方が
点数が良いということのないように
「用心用心ご用心」ですです。

それにしても、
今回書いた4枚は
4枚中の4枚ということで、
歩留まり100%です。

ここ数年で、
雰囲気はさほど変化は無いものの、
作品としてまとめる際の歩留まりの良さは、
格段に上がってますねぇ…

格段に上がった理由が、
腕が上がったのか、
はたまた、
「いぃんじゃね!?」の基準が下がったのか、
それは自分ではよくわかんないですけど、
人様に展覧会用の大きな手本を
お渡しするようになってから、
変化が出てきたのは確かです。

今までのように、
今持っている能力で、
「全力」+「パーフェクト」を目指すんじゃなく、
自制心もって作品を書くことを必要とする手本書きは、
自分の字のコントロールには
大きなメリットというか、
変化をもたらしてくれたのではないかと…

まぁ時とともに、
時流の作品の良し悪しは変化するので、
上手く漂いながら、
大還暦まで書道やっていきます。

大還暦というと、
あと70年ですけど、
どんな世の中になっているのか?
さかのぼって70年前というと、
終戦」です。
その頃と今を比べると、
その変化は言わずもがななので、
流線が大還暦の頃には、
どんなことになっているか、
ワクワクするような、
コワイような、

というか、生きているかどうかが、
最大の問題です(笑)

で、話を展覧会に戻して、
毎日書道展の作品の2番手で
雰囲気の違うものを、
県展に出品しようかと思ってます。

今回は久しぶりの
漢字部門での出品です。

日ごろ出せない雰囲気の作品とか、
県展独自のサイズとかばかりを
出品していたんですけど、
この際、
一度は真正面から立ち向かってみようかと、
今回の策謀に至りました(笑)

サイズが同じっていうのも、
イイような悪いような、
ですね。