粋仙会:藤井龍仙の日記

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今年のパネルは新型

新型って何のパネル?ってとこでしょうけど、
10月12日から16日までの5日間
廿日市市のさくらぴあ(市役所と同じ建物内)の
はつかいち美術ギャラリーで開催予定の
第2回粋仙会秋季書道展で使用する、
大きくて幅のある作品の表装に使うパネルのことです。

昨年までは大型作品を
反りがほとんどなく、とても軽い
スタイロフォームに張り付けて枠に布を回していたんですけど、
今年からは、
ジュンテンドー店内をうろうろしていて、
思いついた、
プラダン(プラスチック段ボール)と
モールを使って、
お気軽に作品を展示できる状態してみました。

スタイロフォームよりは少し重たくなりましたけど、
容積は約4分の1になり、
多少のぶつけには問題なく耐えるので、
運搬しやすくなりました。

年に社中展2回、個展1回を義務的でもこなしていると、
あれこれいろいろと思い付くもんです(笑)

重くなったといっても、
虫ピンで3×3を直打ちできるくらいの重さなので、
まず問題はないかと。

もう一つの利点は、
縁が多少がたがたでも、
モールで囲ってしまうので、
見栄えはそこそこいいんじゃないかと思います。

貸し額で3×3となるとそこそこのお値段になりますが、
半値以下で販売可能です。
何よりかさばらないので、
保管場所の節約になります。

龍仙のおうちは随分と狭いので、
スタイロでは場所がどんどんなくなってしまい、
困ってたんです(笑)

保管場所を借りてもいいんですけど、
それじゃぁ、工夫しなくなってしまい、
駄作の巣窟になりかねないので、
振り返って再観していいものだけを
残していくようにしています。

当然ながら、
その時はいいと思っていても、
後で見ればなんじゃこりゃ!?!?的な
作品は山のようにあるので、
そんな奴は思い切って、
可燃ごみの袋に押し込めてます。

振り返って見てみるに、
いつ見ても、大丈夫な作品って、
そんなにないですね〜

年に1枚あるかないかです。
小さな作品でそれですから、
ましてや大きな作品となると、
駄作だらけで、
話になりません。

今思うと、賞に入るためには…を中心に考えていた作品は、
意図が勝ってしまって、
匠なものはあっても良いものは皆無です。

実際のところ、
大きな作品で気に入った作品は、
35年書道をやってきて、0枚です。

大きな賞をもらった作品もありはしますが、
後世に語り継がれるかといえば、
その答えはNoですね。

日展の会員にようやくなれて、
当面の目標は達成できたので、
今後は自分の作品を追い求めていきたいと思ってはいますが、
はたまた、どちらへ向かっていけばよいのやら(笑)