粋仙会:藤井龍仙の日記

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今日から始まってます。

夕べ夜な夜な陳列作業をした
第6回藤井龍仙作品展「役TATAZ書展」ですけど、
陳列の最中から、
湿度差で本紙が若干ロールする現象があって、
「こりゃ〜明日落ちてるかも…」
ということで、
今朝、一番で会場に行ってみたところ、
案の定落ちてました(笑)

フジグラン緑井内
ギャラリーPASSAGEは
それはもうエアコンがガンガンに聞いているところで、
軸装だとユラユラたなびくくらいです。

朝は雨模様だったので、
なんか起こりそうだとは思ってましたけど、
やっぱりでした。
なんか、経験値なんでしょうね、
この、やばいかもという感覚は

で、本日は売約3件で
いつもありがとうございます。
もっと買ってください(汗)

今日は比較的現地にいたので、
通りすがりの方のご意見ご感想を
耳ダンボで聞いてましたけど、
今日一番のお言葉は
「こりゃー書道かいの?それとも言葉の発表かいの?」
というお言葉でした。

確かに、書道ではあるんですけど、
うまいんだか下手なんだかわからない、
何ともほんわかした字なのと、
書いているフレーズが、
完全現代語調のゆるいフレーズがほとんどなので、
ご感想ごもっともだと思いました。

元々書は記録するということが原点で
より美しく面白くを目指したのが
現代日本書道界隈ですが、
もともと、昭和戦後世代は漢詩が読めるわけもなく、
今の口語体系で表現した文を
書で表現するのもひとつ需要のある分野だと考えていて、
その裏付けが通りすがりのお方から
奇しくも聞けたということが、
なんだか誇らしく感じますね。

芸術書道の最先端もとても大事ですが、
それとは別に日常生活により近いところの
書道もテリトリーとして持つ必要があるんじゃないかと
思ってあれこれやってます。

なんか、
今日のブログは小難しいですね。
ごめんなさい。
といいつつ、
ついでなので、うんちくを御一つ。

書は動きの芸術であり、
動き自体を見せるのが今はやりのパフォーマンス書道
動いた結果で見せるのが現代書道
ではないかと…

といいつつも、
書はやはり線質と余白いうところに吸着されていくのも、
現前とした現実です。

龍仙的にはまだまだ、修業が足らんなぁ…
と思いつつ、ここんとこ、
自己研鑽的な書道ができてないのが悲しいところです。

当分の間、心身ともに多忙の予感がするので、
少し落ち着てから研鑽したいもんです。

心の余裕がない状態で書いた
今回の作品は、やはり、インパクトに欠ける
反面、緩めでいいという意見も多々あって、
何とも早複雑な気分です。

ん〜だらだらが気になってますね。
寝ます!!
ごきげんよう
明日も仕事かぁ…はぁ〜〜…

自称大好評の展覧会